慣らし第1段階
TRACERが納車されたのは2月21日とまだまだ気温が低く、タイヤのグリップに注意が
必要な時期だったので、取説記載の慣らし運転(1000kmまで6800rpm以下)よりも
慎重に、カワサキ式に2段階に分けて行いました。
まずは800kmまで4000rpm以下。6速だとぴったり100km/hで走れるので高速道路含め
不都合はありません。D-modeはAやSTDだと回転上昇が早く簡単に4000rpmを超えて
しまう為、Bで固定。トラクションコントロールは当然ONのままです。
走り出す前に
まず跨った時の足着きですが、身長181cm体重72kg(ただし胴長短足の
日本人体型)だとシート高845mm(2段階調整の低い状態)で両足のかかとまで接地。
シート前端やステップ周りの幅が狭い為か、ほぼ同じシート高840mmのversysよりも
若干足着きは良好だと感じました。
そのversysと比べてハンドルバーはやや低くて遠く幅が広く、ステップは
大分後ろよりで、着座位置の真下より半歩下がった辺り。
自然と背骨が前傾し、極端に言うとモトクロスのスタート時のような、
ハンドルに覆いかぶさるようなポジションになります。
シートの前後長に余裕があるので、着座位置を調整して楽なポジションを
探ることも出来ますが、オフ車ともオンロードともつかない奇妙なポジションです。
スタート
キルスイッチを下に押し込むとセルが回るという、これまた奇妙な方式で
エンジンスタート。クラッチを握りギアを一速へがちゃこん!
クラッチを繋いで発進・・・おっとっと、ミートポイントが遠くてなかなか
繋がりません。アクセル回してる右に力がかかるので若干右にふらつきながらの
発進となりました。
走り出してすぐに感じたのは重心の低さと、それに対する着座位置の高さ。
まるでGSX-RのようなSSの乗車感覚に近いです。
しばらく街中を流してみると、交差点でも車線変更でも変なクセも無くスイスイ
曲がるけど、どうにも手応えが薄いのもSS的。
これは厄介な物件に手を出してしまったかもしれんね・・・(その2へ続く)