忘れないうちにファーストインプレッション。
<ポジション、足着き、取り回し等>
身長181cmですがポジションは特にどこかが窮屈とかいうことはありませんね。端からみたらボリショイサーカスのクマみたいに見えてるのかもしれませんが。納車当日、隣県のバイク屋から下道で150kmを4時間掛けて帰ってきましたが、ケツが痛くなったくらい。その後、乗ってる内に無意識に痛くならないポジションにたどり着いたのか、先週末また4時間くらい乗った時はなんとも有りませんでした。
足着きは当然問題なし。たぶん身長160cmあれば余裕だと思います。もっと低い人でも教習所で免許取れる人ならバイクが軽いからなんとでもなるんじゃないかなあ。
取り回しはハンドル切れ角左右40°ずつあるので狭い所での転回も楽々です。これ以上を望むなら原付クラスしかないでしょう。
<エンジン、サスペンション、車体等>
慣らし第1段階では4000rpmまでしか使えないので5速で60km/hまでしか出せませんが、特に意識しなくても信号からの発進で軽自動車を引き離すくらいの力はあります。しかしエストレヤからマイカーのアクセラ(2000cc)に乗り換えると「速い!」と感じるので大体1300ccの車と良い勝負でしょうかね。なによりトルクがかなり出ているようで、5速に入れっぱなしで2000rpm30km/hくらいまで落としても、そこからアクセル捻ってやればダカダカダカッ!と心地よいパルスを発しながらぐんぐん加速してくれます。よくバイク雑誌なんかに書いてある「ロングストロークエンジンはトルクが強い」っていうのはこのことかと身をもって知ることができました。
ちょっと疑問なのがギア比。特に1速は低すぎやしないかい?停止線から発進して横断歩道の上で早くも4000rpmに達してしまう程。路面に滑り止めが刻まれているくらいの急坂をタンデムで登るとかの極端な場面でしか使う機会がないんじゃないかしら。
サスペンションは前後共その安っぽい見た目(失礼)に反して減衰の効いた上等な乗り心地です。おそらくスポークホイールや鉄フレームのしなやかさも良い影響を与えていると思います。
ブレーキはバイク屋を出発してから最初の信号で思わず足が出るくらい効きませんでしたが、10kmくらい恐る恐る走っている内にあたりが出始めて問題なく効くようになりました。リアブレーキもうまく使ってやれば教習所の急制動レベルは余裕です。その際もフロントフォークがしっかり踏ん張って底突きせずに安定して止まれるのは立派。
ハンドリングに関してはあまり語れることはないのですが、自分のバイクキャリアの中でもっとも慣れ親しんだカワサキのバイクらしいハンドリング。あんまり難しいこと考えずに、走ってさえいればなんとなく楽しい、免許取立ての頃のような気持ちを維持できるのがカワサキの味なんじゃないかと個人的には思います。
<積載性、燃費等>
荷掛けフックが標準装備なのでシートバッグの取り付けなどに重宝します。さらにオプションでキャリアやパニアケースも取り付けられるので積載性はかなりのもの。ただしもともとセパレートシートのタンデムシートの下を車載工具入れにしていたものをダブルシートにモデルチェンジした関係で、シート下の収納はほぼありません。車載工具がバッテリーとフェンダーの隙間に押し込まれているぐらいギリギリです。
※元から車載工具の収納位置はバッテリーとフェンダーの隙間でした。廃止されたのはサドル形状のシートの為にむき出しだったその部分を覆う鍵付きの蓋でした。
燃費は慣らし中ということもあり39km/Lというファンタスティックな数値をマークしました。タンク容量は13Lあるので航続距離は500kmを超える計算になりますね。慣らし終了後はどの程度まで落ちるかわかりませんが、ガス欠が先かケツ痛が先かというレベルで走れそうですね。
<次回予告>
走行距離が300kmを越えたので連休はオイル交換から始めますよ。