がちゃこん!

スタートはいつもここから。

すべてがSになる

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2000年代初頭、突如始まるカワサキ謎の"S"推し。

2001年に発売されたZRX1200S。前年の2000年には同じく1200ccのZX-12RとZZR1200がデビューしていましたがどちらもハード路線(12Rに比べてZZRはソフト寄りとみられていましたが両方乗ったことのあるライダーに聞いたら方向性が違うだけでどっちもハード路線だったとか)で価格帯も高額でした。そこで普段使いからツーリングまで使える気軽なビッグバイクとして角目ビキニカウルでおなじみZRX1200Rにハーフカウルをくっつけた"S"の登場となりました。実際うちの地元では荷物満載して他県からやってくるツーリングライダーの愛車としてよく見かけました。

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同じく2001年登場のZR-7S。これまた丸目ネイキッドのZR-7にハーフカウルをくっつけただけ(って言ったら悪いが)のお気軽バリエーション。当時カワサキの750と言えばZEPHYR750が人気を誇っていたので元ネタのZR-7もろともあんまり売れてませんでしたが、今みると22Lの大容量タンクやセンタースタンド標準装備の堅実な造りでなかなか魅力的。中古相場も40万前後と大変お求め易くなっているので1400GTRの車検切れるタイミングで良い出物があれば買っちゃうかも。

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余程この手法に自信があったのか04年デビューのZ750にも1年後の05年にZ750Sが追加されました。ハーフカウルだけでなくシートも一体型に変更しグラブバーまで装備して過去2機種よりも力の入ったバリエーション展開でしたが力及ばずあえなく翌06年型でモデル終了と短命に終わります。結局これが最後の"S"となりました。

この後、付け焼刃のハーフカウルじゃだめだと悟ったのかZ1000をベースにフルカウル、タンク容量アップ、タンデム・積載に配慮したリアシートと徹底したモデファイを施したNinja1000が大人気を博します。"S"はNinjaの礎となったのだ・・・

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