がちゃこん!

スタートはいつもここから。

HONDA CRF1000L Africa Twin 試乗

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アフリカツイン試乗してきましたよ。DCTのやつです。

 <ポジション>

最高。寝れる。それくらい快適。跨って手を伸ばした先にハンドル、足を上げた所にステップがある、そんな感じ。

<ハンドリング>

ポジションが最高に決まってる時点でタウンスピードのハンドリングが悪い訳ないのです。もっとも左に6回曲がっただけなので大したことはわかりませんが、1個目の交差点から思ったとおりの舵角の付き方で、切れ込んでハンドルが引っ張られたり、逆に足りなくて修正舵を入れたりすることなくひょいっと目線を向けた方向に曲がります。バイクの基礎をオフ車で学んだ身としては水を得た魚のような気分です。逆にオンロードしか乗ったことない人はどう感じるのかはちょっと気になります。

<エンジン>

エストレヤから乗り換えた直後にもかかわらず「これほんとに1000cc?」ってくらいパワー感がないけどメーターみると思った以上に速度が出てるタイプ。DCTでクラッチ操作なしでするっと発進してしまうのと、ウルトラフラットな乗り心地、おまけに音が静かなので余計そう感じるのかも。とは言え、あんまり低速強くないのかな?と思って雑にアクセル開けたら首が仰け反ったのでそれなり以上のパワーとトルクはあります。

<サスペンション>

上にも書きましたがフラットな乗り心地。街中程度のデコボコ具合ではバネ下で全て吸収されるレベルで、かえってシートの硬さが気になる程(突き上げ感がないのでシートのクッションが仕事してるのがわからない)。

<ブレーキ>

これもエストレヤからの乗り換えで効き過ぎると感じなかったので一般的なオンロード車と比較すると初期制動が甘いと感じると思います。この辺もオフ車らしいですね。しかしブレーキング時にもノーズが突っ込む感じがなくフラットな乗車感覚は変わらないので、思いっきりノーズダイブする勢いでABSが作動する所までブレーキングした場合には、きっとがっちり止まってくれるのだと信じています。

<気になった点>

試乗車にはオプションのハイウインドスクリーンとローシートが装着されていましたが、これが身長181cmの体格だとちょうど目線の高さにスクリーンの縁がきてしまい非常に目障り。足着きは両足だと踵が浮く位で思ったより厳しい。ノーマルシートだとどうなるやら。ただしDCTのおかげで停止直前のシフト操作から解放され、左足は着地に備える余裕があるので慣れてしまえば結構なんとかなりそうな予感。

あとDCTの変速モードはノーマルのDとスポーティなSが選べますが、Dでも引っ張りすぎな気がします。これだけトルクが出てればスタート直後に6速に入れても問題なく、かえってスムーズに走ると思うので、1段飛ばしで変速するモードとか欲しいです。まあそこはマニュアルモードで好きにおやんなさいということかもしれませんが。

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<総評>

でっかいオフ車です。排気量も重量も大きいのに、その辺の細いあぜ道に突っ込んで行きたくなるオフ車のフリーダムスピリッツを濃厚に感じます。これは相当こだわり抜いて作られたんじゃないかな。リッターバイクだから、重いからしょうがないよね、みたいな逃げを感じさせません。オフ車好きは是非一度試してみる価値ありです。

正直、欲しい!

追記

ホンダの新しいウインカースイッチはホーンと間違えやすいと聞いていましたが、気を付けてれば大丈夫だろ…プァーーー!!(恥