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エストレヤのハンドル

エストレヤで100km/hも出すと振動がスゴイと聞いていたが実際乗ってみたらそんなことは無かった。おそらくハンドル周りの造りが年式、タイプによって違うので僕の14年式以降はそんなに振動が出ないのではないかと考えたお話を以前しました。

 

今回はハンドル周りがどのように違うのかを探ってみました。

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これが初期型(及びカスタム)のハンドル周り。グリップは貫通型でバーエンドにはウェイトが付いています。注目は部品番号46012ハンドルクランプ。

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長さのあるアームの様な形状をしており、さらに取付座がライダー側に突き出しているトップブリッジにマウントされることでハンドルバーはステアリングピボットよりも手前に来るいわゆる耕運機ハンドルになっています。なんとなく構造的に振動が凄そうな気はしますね。

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続いてRSのハンドル周り。一般的なバイクと同じくトップブリッジの真上でハンドルをクランプする形状。ハンドルバー自体は部品番号は一緒ですがパーツリスト上では46003の後に付く「/」で区切られたサブナンバーが違っており全く同一の部品ではないようです。RSはハンドル取付角度がノーマルやカスタムとは違うので取付角を決める為のケガキ線の位置が違うとかではないでしょうか。

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インジェクションを採用しRS風スタイルに統一された07年型のハンドル周り。バーエンドのウェイトが廃止されました。ハンドル角度をタイプごとに変更する必要もなくなったのでスイッチボックスの角度固定用の穴が設けられてますね。そしてスイッチボックスの部品番号が06年式以前とは左右逆になっています(末尾のAの有無)。バイク屋で発注する時は注意が必要ですね。

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最後は現行14年式以降。一見何も変わっていないようですがバーエンドを良く見ると、07年式までは存在していたウェイトの取付座すらありません。もしかしてウェイトなんて全く必要ないという結論に発売から20年以上かけて辿り着いたのでしょうか?

 

調べてみたら意外と違いがあって興味深いです。機会があったら初期型の耕運機ハンドルは一度乗ってみたいですね。